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メイ政権 ズタズタボロボロ

サンケイ
【ロンドン=板東和正】メイ英政権で議会の議事運営を担う閣僚級のレッドソム下院院内総務が22日、欧州連合(EU)離脱をめぐるメイ首相の方針を支持できないとして辞任した。
メイ氏が21日に発表した、条件付きで離脱の是非を問う国民投票の再実施について議会採決を行う方針に反発したとみられる。保守党幹部の突然の辞任でメイ氏の求心力は低下しそうだ。
メイ氏は21日の記者会見で、EUと合意した離脱協定案が英下院で可決した場合、2度目の国民投票実施について議会採決を行う方針を表明。国民投票の再実施を求める最大野党・労働党に歩み寄ることで協定案を可決させる狙いだったが、与党・保守党の強硬離脱派などから批判を浴びていた。 
レッドソム氏は保守党の強硬離脱派として知られる。同氏はメイ氏に宛てた書簡で、「国民投票の再実施は(英国内)で危険な分断を生じさせる」と指摘。メイ氏の方針を支持できない姿勢を強調した。その上で、メイ政権について「もはや、2016年の国民投票の結果であるEU離脱を果たせると信じられない」と批判した。
メイ氏率いる保守党は5月上旬に投開票された統一地方選で1300議席以上を失う歴史的な惨敗を喫した。23日に投票が開始する欧州議会選でも敗退が予想されている。メイ氏の求心力の低下が浮き彫りになる中、今回の辞任は政権にとって大きな痛手となりそうだ。
レッドソム氏はエネルギー閣外相だった2016年、キャメロン前首相の辞任に伴う党首選に出馬。メイ氏とともに決選投票に進んだが、棄権した。

朝日新聞
欧州連合(EU)からの離脱を進めようと、英国のメイ首相が打ち出した新たな提案への反発が広がっている。
政権の主要メンバーであるレッドサム下院院内総務が22日に辞任。メイ氏が国民投票の再実施を条件付きで容認したことに「賛成できない」とした。混乱の責任を問うメイ氏への辞任圧力はこれまでになく高まっている。
レッドサム氏は、政府と議会の間の調整役として、議事日程の管理などを担当。政権内では離脱強硬派として知られていた。
メイ氏は6月初め、離脱条件を定めた協定案について、事実上4回目となる採決に臨む考えだ。すでに英議会で3回否決されたのを受けて、賛成の場合には再国民投票の是非を英議会が決められる、などとする新提案を盛り込んで野党の取り込みを狙った。しかし、反発は与野党に広がっている。


もう、政局がズタズタボロボロ。
最近、音沙汰ないが、スコットランドの独立(イギリス連邦からの離脱)の可能性も消えたわけではない。EU離脱とともにスコットランドも失うというのは、あまりにも代償が大き過ぎる。
今後、どういった展開になるかわかりませんが、ただ言えることは「悪夢はブレグジットから始まった」、ということになるでしょう。