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円強気相場を想定しつつも一時的に円売りも構える、そんなスタンスが主流?

ブル-ムバ-グ
2019年初めの円の上昇について、合わせて1兆ドル(約109兆円)を運用する資産運用会社2社は、行き過ぎ、早過ぎと感じている。
アライアンスバーンスタイン(運用資産約5500億ドル)は先週のドル「フラッシュクラッシュ」で円が4%上げたことを受け、円を売った。マニュライフ・アセット・マネジメント(同約4000億ドル)もこの円急騰時に、オーストラリア・ドルに対する円の買い持ちを減らした。
円は昨年、ドルに対して上昇したがさらに、今年最初の数日で一時的ながらブルームバーグ調査の2019年末予想中央値を上回ってしまった。投資家は、どこまで円高が進むのかと頭を悩ませている。
だが、アライアンスバーンスタインポートフォリオマネジャー、ジョン・テーラー氏は、「円は短期間に上昇し過ぎた」と指摘。最近の上昇の際に円のポジションをロングからショートに変更したと述べた。「円はフェデラルファンド(FF)金利との相関性が大きかったので、米短期国債の上昇に伴って円が若干下落するとみている」と説明した。
マニュライフはリスクオフのポジションとしてオーストラリア・ドルに対する円のロングを組んでいたが、先週のボラティリティーが高まった時にエクスポージャーを減らした。3日の動きは「行き過ぎ」だと思われたと、ポートフォリオマネジャーのデービッド・ルール氏が述べた。市場センチメントの円強気も弱まったと指摘した。
一方、ラッセル・インベストメンツの通貨・債券調査責任者、バン・ルー氏は、先週の動きはリスク回避に起因する円上昇に予想が付かないことを示したとし、次のリスク回避ムードに備え円へのエクスポージャーを維持するよう勧めている。

各社、観方はそれぞれ。
ここから言えることは、これからも円急騰があっても、現在観られるように戻されやすいようです。まだ相場全体が悲観一辺倒というわけではないので、円買い持ち筋は円急騰でいったん利益確定とし、しばらく戻したところで再び円買いを構える、その繰り返しか?
「行き過ぎ」、「早過ぎ」と書かれているように、円強気相場を想定しつつも一時的に円売りも構える、そんなスタンスなんでしょうね。