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米国 イラン核合意から離脱、緊張のイランとイスラエル

大統領トランプはイラン核合意から離脱し、イランに対して過去最大級の経済制裁を行うと発表しました。イランが核開発を大幅に制限する見返りに、経済制裁を解除するとした核合意の枠組みが崩壊につながるおそれもあり、イランが強く反発するのは確実で、核合意の維持を求めてきた欧州など国際社会にも大きな波紋を広げることになりそうです。
トランプはホワイトハウスで演説し、「今の核合意のもとではイランの核保有を止められない」と述べたうえで、核合意から離脱する考えを明らかにしました。そのうえでイランに対して、過去最大級の経済制裁を行うと発表しました。
核合意はイランの核開発を大幅に制限する代わりに関係国が制裁を解除するとしたものですが、トランプ大統領は「欠陥がある」と非難し、今週12日の期限までに合意の欠陥が修正できなければ、核合意から離脱すると警告してきました。
トランプがイラン核合意から離脱すると発表したことに対し、フランスやドイツ、イギリスはその決断を批判しました。
しかし、イスラエルのネタニヤフ首相は、「イスラエルは当初からイラン核合意に反対しており、トランプ大統領の歴史的な勇気ある決断に感謝したい」と述べました。
一方、イスラエル軍は隣国のシリアにあるイランの軍事施設で不審な動きが確認されたとして、シリアと接する地域についてはミサイル攻撃を警戒し、避難用のシェルターをすぐに使用できるよう準備を指示しました。また、ミサイルを迎撃するための防衛システムの配備も各地で進めているとしています。

さて、GBP/USDの動き。
イランとイスラエルの一戦を前に膠着か(苦笑)

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