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9日は相場が動く 注目の原油価格

低迷する原油価格を引き上げるため、協調減産の再開に向けた産油国の緊急会合が9日に開催される方向で調整が進められています。
ただ、会合を主導するロシアとサウジアラビアが、以前の協議が決裂した責任について、互いを非難する険悪な状態になっていて、減産の再開で合意できるか不透明な情勢です。
新型コロナウイルスの感染拡大で原油の需要が減少する中、サウジアラビアが主導するOPEC=石油輸出国機構とロシアなどの産油国は、原油価格の低迷による経済への影響を懸念するアメリカのトランプ大統領などの意向を受けて、先月打ち切りになった協調減産の再開に向けて調整を始めています。
当初、週明けの6日にも緊急会合が開かれる予定でしたが、イラクの石油省などによりますと、9日に開催される方向で調整が進んでいるということです。
会合が実現すれば、原油価格の引き上げを目指し、世界の原油供給量のおよそ10%にあたる日量1000万バレル程度の大規模な減産に向けた協議が行われる見通しです。
ただ、会合を主導する世界2位と3位の産油国のロシアとサウジアラビアが先月、協調減産が打ち切りになった責任について互いを非難する険悪な状態になっていて、減産の再開で合意できるか不透明な情勢です。
合意なきもの別れなら、原油価格は急落。バレル20ドルを割り込むでしょう。