USD/JPY 不可解だった112円への上昇【結果論】
株価上昇、日米金利差拡大でリスクオン、ドル/円ではドルが上昇、それがよく語られるものです。
しかし、ドル/円が112円に上昇したのは、実に不可解なものでした。
それを、日米金利差の動きで観ると、不可解さがわかります。
日米金利差が縮小(米金利低下)にもかかわらず、ドルは上昇していました。
投機筋の売買プログラムがバグったか、現行(実態)にそぐわなくなったかで、慌てて修正に動いたという仮説も考えられます。
少し前までは米金利が横ばいのまま推移する、株価も上昇(強気)するとの仮定でシュミレ-ションが行われていたのでしょうが、直近になって米国の金利で最低でも0.5%の利下げが濃厚になってきており、現行の売買プログラムでは実態にそぐわなくなったのではないでしょうか?
リスクオンがリスクオンを呼ぶプログラムの答えから、リスクオフがリスクオフを呼ぶ答えへと変わっても不思議ではありません。
バブル経済の転換期、潮の変わり目とはそんなもんでしょうから。