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年末恒例のドル不足

ブルームバーグ
ドル調達のストレスが今年は通常より早く鮮明になったが、逼迫はまだこれから悪化しそうだ。
銀行が年越しのため一段のバランスシート強化に動き、ドル不足を深刻化させるだろうとバンク・オブ・アメリカ(BofA)やTDセキュリティーズは予想している。
今年は市場参加者が年末恒例のドル不足に早めに備えようとし、ユーロをドルに交換するためのベーシススワップは9月下旬に2009年以来の大幅上昇となった。  
ドル需要はこれから世界中で強まり、欧州や日本の企業と銀行は必要な流動性を確保するのに高い代金を支払わなければならないだろう。
BofAの米金利戦略責任者マーク・カバナ氏は同行の「一部トーダーによると、年末の調達レベルには圧力の兆候が強まり続けている。特に年の変わり目に圧力が大きい」と述べた。「ロンドン銀行間取引金利(LIBOR)と同様に、ベーシススワップも逼迫を示すだろう」と付け加えた。
ドル調達コストのもう一つの指標であるLIBOR/OIS(オーバーナイト・インデックス・スワップ)スプレッドも33ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)と先月付けた17bpから拡大し需給逼迫を示唆している。
TDのシニア米金利ストラテジスト、ジェナディ・ゴールドバーグ氏は、株と原油市場の混乱が悪化すれば年末のドル不足の痛みが増すと指摘。「何か衝撃が起こって膨大なリスクオフの動きが生じ、投資家が安全を求めて手元のドルを増やそうとするかもしれないが、今はそれが非常に難しい環境だ」と話した。


この時期、年越しドル資金を確保する動きが観られます。まぁ、それも12月初めに落ち着くでしょう。

ドル/カナダ

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ユーロ/ドル
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ポンド/ドル
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