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航空貨物取扱高 総じて減少

航空貨物は最も高価で急用にしか使われないが、貨物セクター全般と景気全体についての良い先行指標だと観ています。
世界最大の航空貨物拠点である香港国際空港の3─5月の取扱高は、前年同期に比べ5%超減少。
ロンドンのヒースロー空港は4.5%減、2013年以来で最悪となった。
フランクフルトと米テネシー州メンフィスの空港貨物は、2─4月に前年同期比でそれぞれ約3%と約1%減少。
シンガポールの3─5月コンテナ取扱高は前年同期比1%増加したが、昨年第1四半期の16%増に比べて減速。
航空貨物運送協会(東京・中央)がまとめた5月の輸出量(混載貨物ベース)は7万6706トンと前年同月比28%減った。前年割れは、これで6カ月連続。20%減だった4月に比べてもマイナス幅は拡大。中国向けだけでなく、欧米向けの荷動きも鈍った。景気減速が続く中国向けは1万5035トンと前年同月比で29%減と、9カ月連続で前年を下回った。航空会社によると「半導体関連や機械類の荷動きが停滞している」という。