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再び米債務上限を巡りゴタゴタか?

ロイター
共和党のマコネル上院院内総務は、米議会が新たな連邦債務上限を承認する時期について発言を控えたが、デフォルト(債務不履行)の可能性はないとの見方を示した。
マコネル氏は記者団に対し「債務上限を引き上げることに疑問の余地はない。米国をデフォルトに陥らせる可能性は全くないと思う」との見方を示した。
こうした中、民主党ペロシ下院議長とムニューシン財務長官は、債務上限の引き上げや2020会計年度(19年10月から20年9月)の歳出上限を巡り合意する方法について電話で協議した。
ペロシ氏の報道官は、生産的な協議だったとし、両氏が再び話し合う予定だと明らかにした。
財務省は9月か10月にも借り入れが不可能となる恐れがあり、議会とトランプ政権は上限引き上げで合意する必要に迫られている。
議会はほぼ8月いっぱい、9月も第1週まで休会となることから、それまでに債務上限と歳出を巡る合意がまとまるかについて疑問が浮上している。

そういえば、ムニューシン米財務長官は、政府が9月に支払い不能に陥る可能性を警告していましたっけ。
新会計年度が始まる10月1日までに歳出規模に関して合意がない場合、国防予算と非国防予算の大幅カットが実施される。
ワシントンにある超党派の非営利シンクタンク「ビパーティザン・ポリシーセンター(BPC)」はサイトのプレスリリースを通じ、米国政府が完全に支払い不能の状態に陥る日は9月半ばにも到来するとの予測を発表した。
連邦歳入が減少した場合、デフォルト(債務不履行)に陥るリスクが高くなる。BPCアナリストらはこうした場合、Xデーは9月の最初の2週間に到来する危険性があるとみている。この原因は税収入の伸びが昨年の予測の6%に比べ、わずか3%というあまりに低い数値にあるからだという。