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中国、19年上半期の社債デフォルト 前年比約2.6倍増

大紀元ニュース
中国金融情報企業Windによると、今年上半期中国信用債(無担保社債)の債務不履行(デフォルト)規模が668億元(約1兆475億円)に達し、前年同期比約263%増となった。
中国メディア「21世紀経済報道」2日付によれば、Windの統計では、今年上半期において96銘柄の信用債が新たにデフォルトした。昨年末から、新たに19社の企業がデフォルトした発行体に加わった。
国内証券アナリストは、この19社のうち、18社が民営企業だと指摘した。製造業、化学工業、貿易、食品、通信、自動車などの分野に及ぶ。また、アナリストは、今年上半期における製造業のデフォルトが全体の6割以上を占めたとし、景気後退で製造業が経営難に陥っている実態が露呈した。
一部のアナリストは下半期にも信用債のデフォルトが拡大する可能性があると指摘した。市場が金融機関の信用状況を再評価し、格付けの中低レベルの債券の担保条件を厳しく求めているのが主因だという。
ブルームバーグによると、中国では6月だけで、14銘柄の信用債がデフォルトし、金額規模98億元(約1537億円)を上回った。3月以降の高水準となった。北京市広東省甘粛省のデフォルト規模が全国のトップ3位を占めた。

ブル-ムバ-グの参考記事はこちら。
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2019-05-08/PR5WOS6K50XT01

ただ、建設業や鉄鋼業は政府によるインフラ整備拡大によって悪化は食い止められている。
オーストラリア・クイーンズランド(QLD)州グラッドストーン港は6月、月間の石炭輸出量が643万トンと、過去5カ月間で最高水準に達した。中国への輸出量が大幅に増加したのが主な理由だと、エネルギー関連情報配信大手S&Pグローバル・プラッツが伝えた。
グラッドストーン港を運営するグラッドストーン・ポーツ(GP)が8日に発表したデータによると、同港からの6月の石炭輸出量は前年同期比2%増、前月比8%増。中国への輸出量が141万トンと前月比93%増となった。オーストラリア産業・イノベーション・科学省(DIIS)によると、中国での減税策やインフラ投資といった中国政府の経済刺激策が製鉄所の製造を活発化させ、鉄鉱石や原料炭の需要増大につながったという。

中国では、ヒトが住もうと住まぬとも公団住宅(高層マンション等)の建設は進む。道路整備や陸橋、船舶、自動車、鉄道など、鉄鋼需要はある程度は望める。
ヒトの住まない、住んでいない多くのゴ-ストマンションを観て、「中国の不動産バブルは崩壊」だと騒ぐのは見当違い。中国ではマンションを造ることに意義がある。失業者を増やさない、働き先を与えておかなければならないという現実があります。

中国の鉄鋼生産
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中国のセメント生産
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中国政府支出
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