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世界の自動車需要、大不況以来となる「持続的な下降」に直面

ブルームバーグ
●5月のライトビークル販売は7%減-中国16%減、米欧も不振
●下期の中国市場回復を見込むメーカーは楽観的過ぎるとBofA

世界の二大自動車市場である中国と米国で需要が怪しくなる中で、世界の自動車メーカーは急速に販売ペースを落としている。主要な業界ウオッチャーが相次いで指摘した。
LMCオートモーティブの12日のリポートによると、世界全体のライトビークル販売は5月に7%減少した。中国の販売が16%減り、米国と欧州も不振だった。「世界の自動車業界はグレートリセッション(大不況)以来となる持続的な下降を経験している」と同社は分析した。
バンク・オブ・アメリカ(BofA)メリルリンチのアナリスト、ジョン・マーフィー氏もこの日、デトロイトで開催されたイベントで、米国では2018年税制改革の好影響に伴う大口顧客(フリート)の購入で販売台数が支えられてはいるが、リース契約が終わった大量の車の流入や、着実な価格上昇が今後の需要の妨げになる見通しだと指摘。7-12月(下期)の中国市場回復を見込む世界の自動車メーカーは楽観的過ぎるとの見方を示した。

ごもっとも。