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中東情勢悪化懸念

サウジアラビアの国際空港に、イエメンの反政府勢力が発射したミサイルが着弾し、民間人26人がけがをしました。サウジアラビアなどは、敵対するイランがイエメンの反政府勢力に支援しているとしており、サウジアラビアとイランとの一層の緊張の高まりが懸念されます。
サウジアラビアの国営通信によりますと、南西部に位置するアブハ国際空港の到着ロビーに、現地時間の12日未明、イエメンの反政府勢力が発射したミサイルが着弾しました。
この攻撃でサウジアラビアやインド、イエメンの民間人26人が負傷し、空港施設の一部が破壊されたということです。
イエメンの反政府勢力は攻撃を認めたうえで、サウジアラビアがイエメンに軍事介入を続けることへの報復だと主張しています。
一方、イエメン内戦に介入するサウジアラビアが主導する連合軍は、イエメンの反政府勢力にはイランが支援を行っているとして、この攻撃を強く非難しました。
イエメンの反政府勢力は、サウジアラビアに対して、ミサイル攻撃や無人機を使った攻撃を繰り返しており、先月には攻撃によって原油パイプラインの施設が損傷しました。
サウジアラビアなどは、イエメンの反政府勢力が兵器の開発や製造をするには、イランの支援が欠かせないと主張しており、今回、民間の空港も攻撃を受けたことで敵対するイランとの間での一層の緊張の高まりが懸念されます。
これで原油価格が上昇する可能性が出てきました。