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日本のGDPは今後40年で25%超減少?

【ワシントン共同】国際通貨基金IMF)は28日、日本経済に関する年次審査報告書を発表した。人口減少により、現状の政策では今後40年で実質国内総生産GDP)が25%超減少すると分析した。一方、緩和的な金融政策とともに構造改革を進めて生産性を引き上げれば、GDPを増やすことができるとも指摘した。

出ました~、日本悲観論。
今後40年で実質国内総生産GDP)が25%超減少ですか。
ざっくり言い換えると、今後40年で円相場は25%円高が進む可能性があるということになります。
このロジックがわかるでしょうかね?
日本経済が縮小するからとか、少子高齢化が進むから円安になるという、誤った認識が多過ぎます。
対外債権国、純資産国の経済活動が落ち込むようになれば、債権や資産を売り払って日本円へ戻す動きになりますから円高へと動きます。債権とか現金以外の資産というのは、いずれ現金に戻すべきものです。日本円に姿を戻していない債権、権利が世界中に存在しているということです。
逆に、米国や英国のような対外債務国、純負債国は日本とは正反対ですよ。ドル安、ポンド安と、通貨安へと動きます。
まぁ、実際のところ、経済規模は為替相場にそれほど影響はありません。量ではなく質が為替相場に大きく影響してきます。