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米利上げで社債市場のバブル崩壊

ブル-ムバ-グ
トランプ政権の減税を受けて米経済成長が加速し、それに伴う利上げが社債市場でバブル崩壊を引き起こす可能性があると、資産家でヘッジファンド運用者のポール・チューダー・ジョーンズ氏が指摘した。
ジョーンズ氏は、「社債市場全体の健全性が初めて試されることになろう」とした上で、「市場の観点から見ると、興味深いものになる。恐らく、実に恐ろしい瞬間が訪れるだろう」と語った。
ヘッジファンド運営会社チューダー・インベストメントを率いるジョーンズ氏は、ゼロ金利およびマイナス金利が過剰な融資を促し、市場を非常に危険な状態にしたと発言。たとえ政策当局が適切に対応したとしても、足元のレバレッジはシステム的に脅威的な水準になっている恐れがあると指摘した。
さらに「10年間にわたる上昇局面が終わることで今後、政策当局には本当に試練の時代となるだろう」と語り、株式や債券、通貨、不動産は全て過大評価されているとも述べた。投資家向け資料によると、同氏の主力ファンドは1-10月の運用成績がプラス9%。
ジョーンズ氏は次なる取引について、政策当局が利上げをいつ打ち止めにするかを探る「フロントエンドの金利取引」になると予想。来年末にかけて経済成長は鈍る公算もあるが、株価はすぐには打撃を受けない可能性があるとした。過去にも米金融当局が利上げを休止した時期に株価は高値に達している。
同氏は「必ずしも弱気相場入りを意味するわけではない」とした上で、「だが、誰にも分からない」と付け加えた。


まぁ、利上げで借金バブルがハジけるのは経験則。
前回の米国での住宅バブルも、ロ-ン金利上昇が大きな要因だった。
中央銀行の金融政策による、バブルを膨らませてはハジけさせるサイクルはいつの世も変わらない。