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世界的猛暑、干ばつをどう捉えるか?

スウェーデンでは猛暑と乾燥干ばつにより山火事が同時多発的に起きており、その規模はスウェ-デン建国史上最悪で、ほぼ全土が燃えているような状態になっているとのことです。
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自国の消防車では足りず、近隣諸国から消防車と消防士を派遣してもらっていますが、鎮火のめどが立っていません。

(CNN) スウェーデン各地で山火事など火災が発生し、周辺諸国から航空機やヘリコプターの支援を受けているものの、干ばつの影響で消火活動に苦戦している。
消火活動に当たっているSITSの幹部は18日、全国80カ所で消火活動に当たっており、必要な機材が足りていないと明らかにした。

【7月20日 AFP】スウェーデンで未曽有の干ばつが発生している。国土の広い範囲で牧草が育たず、一部の農家は家畜を処分する事態に追い込まれている。
水不足に加え、牛乳も大きな懸念となっている。牛に十分な餌を与えられなければ、牛乳の品質も悪くなるからだ。


【AFP=時事】欧州北部で長期化している未曽有の熱波の影響で、北極圏では森林火災が発生し、農家は干ばつ被害に見舞われ、病院では脱水症状と炎症を伴う日焼けを訴える患者が急増するなどの事態となっている。農業関係者らは作物の収穫量の減少や、牧草の生育不良による牛乳の品質低下、家畜用飼料の不足などが生じる恐れがあると警告している。
過去1世紀以上で最悪の猛暑にあえいでいるスウェーデンでは、家畜農家が干し草不足のため家畜を食肉処理する事態に発展した。ポーランドでは異例の春の干ばつで9万1000世帯以上の農家が影響を受け、農業省が欧州連合EU)に財政支援を要請した。
ラトビアは6月、農業部門の国家非常事態を宣言し、EUに農業補助金交付の前倒しを依頼した。同国西部では今週、大規模な山火事のため住民が避難を余儀なくされ、20日の時点でもまだ消火作業が続いている。
一方、ポーランドスロバキアとの国境付近を走るタトラ(Tatra)山脈では高温がもたらした大雨の影響で鉄砲水が発生した。救助当局によれば、スロバキア側の村で19日夜に住民約300人が避難したという。
ドイツは5月と6月に起きた干ばつの影響で、今年の農作物の収穫量が20~50%減少するとみられている。
英国ではイングランド北西部サドルワースムーア(Saddleworth Moor)で放火が原因とみられる原野火災が3週間にわたって続き、今月19日にようやく鎮火した。英国で6月1日から7月16日までの間に記録された雨量はわずか47ミリ。消防当局は公園や原野は火災が起きやすい危険な状態にあると警告している。



これらの事象をどう捉えるか?
商品トレ-ダ-なら、小麦など穀物、牛乳、チ-ズ、バタ-などの乳製品の価格上昇を見込むでしょう。
そろそろ乳製品大国のニュ-ジ-ランドドルでも買っておきましょうかね。