弱い英小売売上
8月度の英小売は、市場予想の通り弱いものとなった。
英国 小売売上高 (前年前月比)
結果 -0.2% 予想 -0.2% 前回 +0.4%
これは、先日の記事でもご紹介した通りです。
さて、弱いインフレと弱い小売、つまりは消費鈍化ということになりますが、英中銀がどこまで意識するのか?
英中銀の金融政策の方向性が注目されます。
ブル-ムバ-グ
イングランド銀行(英中央銀行)は英国の欧州連合(EU)離脱が近づく中で、世界的な金融緩和の流れに乗らない見通しだ。
カーニー総裁ら9人の委員で構成する金融政策委員会(MPC)の金融政策決定が19日に発表される。政策金利が0.75%に据え置かれるとブルームバーグが調査したエコノミスト63人の全員が予想。英国が秩序立った形でEUを離脱する場合には、将来的に利上げが必要という方針が堅持されるとみる向きが多い。
英中銀のスタンスは他の主要国・地域の金融当局と一線を画すことになりそうだ。米連邦準備制度や欧州中央銀行(ECB)は、世界的な景気減速や貿易戦争を巡る懸念を受け、この1週間で相次いで利下げに動いた。
英中銀のアプローチの違いについては、MPCのソーンダース委員やチーフエコノミストのアンドルー・ホールデン氏がこの夏、海外の金融当局に比べ金融緩和のハードルが高いと指摘していた。