fxdondon’s blog

fxdondon presents 世界の政治・経済・財政を考察し、外国為替相場を読み解きましょう

英国利下げ動向

英中銀、新首相が合意なきEU離脱追求なら政策変える-カーニー総裁

●英中銀の現在の予測、スムーズな離脱を前途としている
●カーニー総裁、英中銀の前提と市場見通しの間の食い違い認める

英政府が欧州連合(EU)離脱を巡る政策を変更する場合、イングランド銀行(英中央銀行)は金利スタンスの裏側にある経済の前提を変える用意ができている。カーニー総裁が言明した。
英議会財務委員会での証言に臨んだカーニー総裁は26日、スムーズなEU離脱を見込む英中銀の前提と合意なき離脱の可能性を織り込みつつある市場との間に食い違いがあると認めた。合意なき離脱は最も可能性の高いシナリオだとみられていないものの、そのような結果に対する市場の観測は強まっていると指摘した。
合意なき離脱なら英中銀が追加緩和に踏み切る確率が増すだろうとしつつ、「何も保証はなく」、金利が上昇する可能性もあると続けた。
英国がEUと「合意に向けて前進する場合には、英中銀金融政策委員会の予測が非常に妥当なものになる」と発言。「政府が政策を変更するなら、英中銀も変更する」と語った。

合意なき離脱の場合、金融緩和の金融政策をしても意味がないんですけどね。金融緩和策で企業の海外移転が少なくなるわけではありませんし。
また、格付けが格下げされて、英国債のリスクプレミアも上昇し、長期金利は上昇か。