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ポンド悲観姿勢は変わらず

ブルームバーグ

ポンドは下落で反応-英中銀の楽観的な見通し、市場を納得させられず

●数カ月以内の再利上げに意欲的になるとは考えにくい-ラボバンク

2日の為替市場でポンドは下落。イングランド銀行(英中央銀行)が利上げを実施し、タカ派的な姿勢を示したが、市場は景気見通しが改善するとの当局の見方に懐疑的な姿勢を崩していない。
英中銀は同日の金融政策委員会(MPC)で政策金利を0.25ポイント引き上げ、0.75%とすることを決めた。市場予想に反して全会一致での決定だった。ただ、カーニー総裁が今後の利上げペースは緩やかになると示唆したほか、英国の欧州連合(EU)離脱の先行きが依然見通せない中で引き締め策を講じる論拠に市場関係者が疑問を持っているため、ポンドは一時7月20日以来の安値に下げた。

ラボバンク・インターナショナルのシニア通貨ストラテジスト、ジェーン・フォリー氏は「EU離脱に関する合意がいまだに成立していないことは周知の通りで、そうした中で英中銀が追加利上げの可能性を市場に納得させるのは非常に困難だ」と指摘。「MPCが向こう数カ月以内の再利上げに意欲的になるとは考えにくい。ポンドは政治的な不透明感に強くさらされる状態が続いている」と述べた。
短期金融市場の織り込み方で見ると、次回の利上げは2019年9月で変わらず。ポンドは2日、一時、0.9%安の1ポンド=1.3016ドルを付けた。


ふ~ん、次回の利上げを 2019年9月に見込むって、ハードブレグジット後の弱い英国経済が予想される時期じゃないですか。
だったら何も今、利上げする必要性はないでしょうが、市場との対話のツジツマ合わせのような感じです。
市場では、英国経済が3Q4Qと成長が加速していくと見込まれている。
一方、私fxdondonは4Qで成長が鈍化していくと観ています。
結局、7月末までに 1ポンド=1.28ドルをつけられなかった。もちろん、今回の利上げ観測があったからでしょうが、英国の利上げが当面ないことが確認できたので、以前よりはポンド下値の抵抗も少なくなってきたのかも知れません。
従来通り、ポンド悲観を変えず、ポンド売り継続です。

ポンド相場

祝ポンド/カナダ 1.70割れ


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ポンド/ドル まずは1.28狙い

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ポンド/円 まずは140円割れを

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