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FOMCよりも米国債発行計画

ブル-ムバ-グ
米連邦準備制度理事会FRB)のパウエル議長は今回の利下げについて、長期にわたる金融緩和サイクルの開始を示唆したわけではなく、「下振れリスクに対する保険」を意図したものだと説明した。「大幅な利下げ」を望むと公言していたトランプ米大統領は、今回のFOMCの決定を強く批判した。
FOMCは声明で「経済見通しに関する世界的な動向と落ち着いたインフレ圧力が示唆するものを考慮して、委員会はFF金利誘導目標のレンジを2.00-2.25%に引き下げることを決定した」と記した。また景気の先行きを巡る「不確実性」は残っているとも指摘した。
FOMCはこのほか、バランスシートの縮小を8月1日で終了することも決定。極めて緩やかな金融引き締め効果を持つバランスシート縮小は当初、9月末の終了を予定していた。

まぁ、個人的にはFOMCよりも米国債発行計画の方が朗報か。

財務省は31日、過去最大規模の国債発行計画を発表した。堅調な経済成長が続く中でも連邦政府の支出拡大が続き、財政赤字を肥大化させている。
財務省はクオータリーリファンディング(四半期定例入札)での長期の国債発行額を840億ドル(約9兆1000億円)に設定、3四半期連続で過去最高に据え置いた。連邦債務上限の適用を一時停止し、国内支出と国防費を増やす法案にトランプ大統領が近く署名する見通しで、年間の財政赤字は1兆ドル突破に向かっている。2018会計年度の財政赤字は7790億ドルだった。
この発行規模は、リセッション(景気後退)後の2009年に設定されたこれまでの最高を上回る。
超党派の米予算・債務上限合意案は下院が先週可決し、今週には上院が採決を行う見通し。財務省米国債発行諮問委員会(TBAC)が議会に連邦債務上限の適用を停止するよう要請していたと、ムニューシン財務長官宛ての報告で明らかにした。

現在、円相場は円安。少し辛抱が必要か?(苦笑)