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緊迫するホルムズ海峡、対イラン

ペルシャ湾に新たな艦艇を派遣 緊張高まる

国防省は12日、自国のタンカーがイランの船から進路を妨害されたとしているペルシャ湾のホルムズ海峡周辺に新たな艦艇を派遣することを明らかにしました。イランとの対立が続く中、緊張が一段と高まります。
ペルシャ湾のホルムズ海峡では、英国政府が、自国のタンカーがイランの船3隻に進路を妨害されたと発表したのに対し、イラン側は関与を否定しています。
こうした中で、自国の商業船の自由な航行を維持するためとして、ホルムズ海峡周辺に新たな艦艇を派遣することを明らかにしました。
英国のメディアの中には、2隻が同時にこの海域で行動し、警戒監視態勢を強化するとの見方を伝えるところもあります。
両国関係をめぐっては、英国領ジブラルタルの当局が今月4日にイランのタンカーを拿捕(だほ)して以降、解放していないことに対し、イランは「危険なゲームで重大な結果を招く」と警告し強く反発しています。
両国の対立が続く中で英国が新たな艦艇をホルムズ海峡周辺に派遣することで緊張が一段と高まるおそれがあります。
一方、トランプ大統領は12日、ホワイトハウスで記者団からイラン情勢について問われ「イランは気をつけた方がいい。彼らはとても危ない橋を渡っている。イランよ、聞いているのなら気をつけたほうがいい」と述べました。
イランがウラン濃縮度を核合意で決められた制限を超えて引き上げる中、トランプ政権は制裁を強化する構えを見せているほか、軍事攻撃の可能性も排除しない姿勢を示していて、改めてイランに警告のメッセージを発した形です。