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CLO、利回り追求で取引活発 やはり時限爆弾か?

ブルームバーグ
●デフォルト懸念にもかかわらず多くの企業がCLO事業拡大

イボンヌ・スティーブンス、リン・ホプトン両氏はコロンビア・マネジメントで過去18年間、レバレッジドローン関連の業務を手掛けていたが、昨年独立しローン担保証券(CLO)を発行、管理する会社を立ち上げた。
悪いタイミングだという見方もある。投資家が高利回りを求める中で、低格付け企業向けのローンをまとめたこの商品には6000億ドル(約64兆8000億円)が流れ込み、市場規模は2008年の2倍になった。熱狂によってCLO発行は記録的水準となり、ローン契約の条件は劣化。規制当局は警鐘を鳴らしている。
しかし両氏は、CLO会社を設立するのに今は好機だと考える。状況が悪化すればローンを割安な価格で買い取れる。リスクもあるが、ローン価格が回復する時には収益機会がある。スティーブンス氏は、「こうした資産はクレジットサイクルの中で管理するものだと認識している。クレジットサイクルでは悪いことも起こるが、機会もある。ボラティリティーは良いものだ」と語った。
そのように考えるのは両氏だけではない。保険会社からヘッジファンドまで、多数の企業がこのところCLO発行を増やしている。
リセッション(景気後退)の脅威とデフォルト(債務不履行)のリスクは常にあるが、長年の低金利が促した世界的な利回り追求がCLO取引を活発化させていると、法律事務所デシャートのパートナー、ジョン・ティンペリオ氏は指摘する。同事務所はCLO運用会社約45社を代表している。
CLO会社の拡大の動きについて、「資金を生かさなければならないという圧力が原動力だ。また、参入が遅れるとディールをまとめるのが難しくなるという思惑もある」と話した。


「資金を生かさなければならないという圧力』ですか?
利回り追求が資金を生かすものと思っているんでしょうが、もうそういう時期じゃないと思うんですがね。
利回り追求=儲け、から、利回り追求=損失、そんな時期もあることは、過去の経験則からもわかることです。