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カナダ企業は好調持続?

カナダ企業、売上の伸び加速を予想=中銀調査

ロイター
カナダ銀行中央銀行)が公表した四半期企業見通し調査で、国内外の好調な需要のほかカナダドル相場が低水準にあることを背景に、カナダ企業が売上の伸び加速を予想していることが分かった。
調査に協力した企業の44%が売上高の伸びは過去1年間よりも大きくなると予想。伸びが鈍化するとの見方を示したのは21%だった。前回の調査ではこの割合はそれぞれ40%と34%だった。中銀は、企業の心理は前四半期から「やや改善した」としている。
また、カナダドル相場が低水準にあることに加え、特に米国からの需要に支えられ、国外への販売も引き続き好調となっているとの見方も示された。
楽観的な見方が示された一方で、企業の大多数は米中貿易戦争が一部重しとなり米経済成長が鈍化するとの見方を示した。
TD証券の首席カナダストラテジスト、アンドリュー・ケルビン氏は、「米景気減速の背景に通商を巡る緊張の高まりがあると考えるのはごく自然なことだ」と指摘。カナダも中国との間でキャノーラ(菜種)、牛肉、豚肉などを巡り通商問題を抱えている。
カナダ中銀は2017年7月から18年10月までの間に5回の利上げを実施。その後は高水準の家計債務のほか原油安や国際的な通商を巡る緊張の高まりなどを踏まえ、政策金利は1.75%に据え置いている。
カナダ中銀はインフレの制御目標を1─3%に設定。今回の調査では大多数の企業がインフレ率は中銀の目標の下半分で推移するとの見方を示した。


へぇ、カナダ企業は売上の伸び加速を予想しているんですか。世界の中では珍しいですね。
カナダ中銀の金融政策としては、中立維持といったところでしょうか。