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カナダ利上げによりカナダドル上昇

カナダ中央銀行政策金利(翌日物貸出金利)を市場の予想通り0.25ポイント引き上げ1.75%に決定した。声明では「金利は中立水準まで上昇する必要がある」と追加利上げを示唆し、利上げぺースにおいては、「段階的」なアプローチの文言を削除した。

[オタワ 24日 ロイター] - カナダ銀行(中銀)は24日、政策金利を予想通り0.25%ポイント引き上げて1.75%とした。インフレ抑制に向け追加利上げが必要になるとの認識を示した。
新たな貿易協定「米国・メキシコ・カナダ協定(USMCA)」については、景気を巡る不透明感を和らげると歓迎した。
声明では今後の利上げに関する表現を微調整し、段階的な引き締めペースに関する文言を削除。「利上げの適切なペースを決定するに当たり、政策委員会は高水準の家計債務を踏まえ、経済がどのように金利上昇に対応していくのかを引き続き考慮する」と表明した。
外需・内需とも底堅く伸びているほか、金融情勢が好ましい点を踏まえ、国内の景気見通しはおおむね前向きとした。
USMCA合意を受け、北米の貿易を巡る不透明感が薄れると予想した。
ただ、米中貿易摩擦が世界成長や商品市場の重しとなっており、「世界経済に著しく、永続的な影響が及ぶ可能性がある」と指摘した。
政策金利はなお、中立金利(2.5─3.5%)を大きく下回っている。
中銀は、米国経済が「特に堅調」として、カナダの成長率見通しを第3・四半期は従来の1.5%から1.8%に引き上げ、第4.四半期は2.3%に加速すると予測した。
一時要因による影響が薄れ、全体のインフレが来年初めに低下し、その後2020年末にかけて目標レンジ(1─3%)の中間点である2%前後で推移すると見通した。
家計消費は健全なペースで伸び続けるとし、「家計は金利上昇や住宅市場に関する政策に応じて、想定通り支出を調節している」「家計の脆弱性は多くの面でやや低下している」と指摘した。


タカ派声明を受けてカナダドルは急伸した。
ポンド/カナダは1.68あたりまでカナダドル上昇。
カナダドルロングでスワップ金利受け取りが増えてラッキー♪


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