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米利下げ時期、今後2週間の指標やイベント次第=バンカメメリル

ロイター
バンク・オブ・アメリカメリルリンチ(バンカメメリル)は、FRBが利下げの開始時期を7月にするか9月にするかを判断する上で、今後2週間の経済指標などが極めて重要だとの見方を示した。
リポートで「経済指標や金融情勢次第だろう。雇用統計やISM(米供給管理協会)指数が弱い内容になったり、20カ国・地域(G20)会議が悪い結果になれば、FRBは7月の利下げに傾く公算が高い」と指摘した。
また「指標がまちまちで市場が満足すれば、9月まで『監視』を続けて待つことになるだろう」とした。
バンカメメリルのアナリストは、2020年初めまでに計0.75%ポイントの利下げが行われると予想している。

そして、早速、経済指標の発表。
フィラデルフィア連銀製造業指数が低下。販売価格の下落を報告した企業数が増えた。米国の製造業部門が勢いを失っていることを示唆する新たな指標となった。

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17日発表された6月のニューヨーク連銀製造業景況指数はマイナス8.6と、統計開始後で最大の低下幅を記録した。これは明らかに景気後退シグナルです。
6月のフィラデルフィア連銀指数でも、現況の新規受注や出荷が低下。販売価格は前月比17ポイントほど低下して0.6と、2016年10月以来の低水準となった。
やはり、ここでも2016年のデジャブか。2016年もドル/円も、このあたりから一気に100円を目指しました。
G20も米中平行線のまま決裂、米国経済指標はボロボロ、早期7月に利下げ観測浮上となれば、今回も100円そこそこまでドルが落ちても不思議じゃないかも。