fxdondon’s blog

fxdondon presents 世界の政治・経済・財政を考察し、外国為替相場を読み解きましょう

景気後退確率

日本経済研究センターがまとめた2019年4月の景気後退確率は28.1%となった(下図)。計算の基礎となる先行指数が2ヵ月連続で低下し、過去に遡って全体的に景気後退確率が上方改定された。同確率は現在、景気後退入りの目安となる67%を下回っている。
とは言え、目安67%を景気後退入り確実の100%と置き換えれば、現在の確率28.1%は40%弱となります。
また、景気後退確率は、跳ね上がる時は一気に進み、身構える猶予は少ない。

イメージ 1


これとは別のアンケ-ト調査結果。
全国の主要企業100社を対象にした朝日新聞のアンケートで、国内の景気が「足踏み(踊り場)状態にある」と答えた企業が57社にのぼり、昨年11月の前回調査の32社から2倍近くに増えた。対象企業の景況感は急速に悪化しており、大半が米中の通商対立を懸念材料として挙げている。
調査は春秋の年2回行っている。今回は5月27日~6月7日に実施し、5割弱の企業には、経営陣に面談して取材した。
国内景気について「緩やかに拡大している」と答えた企業は32社にとどまり、前回の65社から半減した。「緩やかに後退している」は前回の1社から10社に増え、「後退している」も1社あった。昨年秋ごろから中国経済が減速し、今年5月上旬には米中貿易摩擦が再燃。景気認識が大きく変わったことが見てとれる。