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メイ英首相の後任最有力候補のジョンソン前外相 「EUとの合意の有無にかかわらず10月31日には離脱する」

【AFP】英国のテリーザ・メイ(Theresa May)首相は7日、与党・保守党の党首を辞任し、後任を選ぶ党首選が本格的にスタートした。メイ氏は新たなかじ取り役が選ばれる7月後半ごろまでは首相職にとどまる。
メイ氏の後任争いにはボリス・ジョンソンBoris Johnson)前外相をはじめ、現在11人の保守党議員が名乗りを上げている。
ブレグジットについて新首相はわずか数か月でメイ氏の離脱協定案を引き継ぐか、再び期限を延期するか、英国の最も緊密な貿易パートナーであるEUから合意なき離脱をするか決断しなければならない。
後継候補はさらに、合意なき離脱を求めるEU懐疑派の急先鋒ナイジェル・ファラージ(Nigel Farage)氏からのプレッシャーにもさらされている。ファラージ氏率いるブレグジット党(Brexit Party)は5月の欧州議会(European Parliament)選で第1党に躍り出ている。
米国のトランプ大統領はかねてブレグジットに対するメイ氏の戦略を激しく批判しており、必要であれば英国は合意なき離脱に踏み切るべきとの見解も示していた。


ブルームバーグ
ジョンソン前英外相、EU離脱に向け語気強める-減税計画を発表

●EUとの合意の有無にかかわらず10月末に離脱と表明
●対抗馬ゴーブ環境相はコカイン使用告白で厳しい状況-与党党首選

メイ英首相の後任として最有力候補のジョンソン前外相は、欧州連合(EU)からの離脱に強硬な姿勢で臨むと語気を強めるとともに、減税計画を明らかにした。与党保守党の党首選は10日夕に立候補の届け出が締め切られる。他の主要候補者も選挙キャンペーン開始を準備している。
ジョンソン氏は離脱後のアイルランド国境へのハードボーダー(物理的壁)設置回避を保証する「バックストップ(安全策)」条項の撤回や、合意に達するまで清算金390億ポンド(約5兆3800億円)の支払いを保留する方針を示し、EUとの合意の有無にかかわらず10月31日には離脱するとした。