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英国 合意なき離脱が偶発的に生じるリスク

英国 合意なき離脱が偶発的に生じるリスク

ブルームバーグ
●企業は準備ができておらず「幾分の油断がある」-モーガン
●保守党党首交代や再延期へのフランスの反対の可能性など指摘

英国の企業と政治家は合意なき欧州連合(EU)離脱の可能性を過小評価していると、英経営者協会(IoD)の暫定会長を務めるエドウィンモーガン氏が述べた。
同氏はインタビューで、「合意なき離脱が偶発的に生じるリスクがあるが、企業は準備ができていない」と語った。「幾分の油断がある」と指摘した。
英国は離脱を10月31日に延期することで、この春の合意なき離脱を回避した。メイ首相は離脱協定を手直しし議会で承認を得ることを目指しているが、合意なき離脱を支持する保守党メンバーがメイ首相に取って代わるかもしれない。また、10月31日からさらに離脱を延期することは、フランスのマクロン大統領によって拒否される可能性があるとモーガン氏は述べた。
同氏によれば、総選挙や2回目の国民投票の余波で離脱に至ることも考えられる。総選挙の場合、合意なき離脱を支持する「ブレグジット党」が躍進する恐れもある。世論調査では同党への支持率が34%に上っている。


その合意なき離脱を支持する「ブレグジット党」、欧州議会選では英保守党が5位、首位はブレグジット党だという世論調査が発表されている。

ロイター
英タイムズ紙に掲載された調査会社ユーガブによる欧州議会選の世論調査によると、メイ首相率いる英与党・保守党の支持率が5位に転落する一方、欧州連合(EU)離脱運動を主導した英国独立党(UKIP)の元党首、ナイジェル・ファラージ氏が結成した「ブレグジット党」の支持率が首位となった。
ブレクジット党の支持率は4ポイント上昇の34%、保守党は10%。野党・労働党は5ポイント低下の16%。
EU残留を支持する自由民主党緑の党は、それぞれ15%、11%だった。
保守党では支持率低下を受けて、メイ首相に今週にも退任日を決めるよう求める圧力が強まっている。
英国では、EU離脱が決まった国民投票から3年近く経つが、離脱の行方は依然として不透明。
ファラージ氏はトークラジオに対し「ブレグジット党が首位に立てば、戦略を練るための政府との会合に参加できなければならない」と述べた。

私fxdondonのメインシナリオは、偶発的であれ「合意なき離脱」。
メイ首相の辞任、政治的混乱を伴いながら、英国は迷走するように思います。