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英国政治の混迷 最大野党・労働党が分裂

ロイター
英BBCは18日、野党・労働党が分裂しそうだと伝えた。英国の欧州連合(EU)離脱(ブレグジット)に対するコービン党首の姿勢などに腹を立てた小規模の議員団が離党するという。
英議会は先月、欧州連合(EU)離脱案に関してメイ首相にEUとの再交渉を求めたが、他のEU加盟国は再交渉に応じようとしていない。
メイ氏は、国内が一致結束していることをEUに示して既に合意した離脱協定の変更を納得させたいと考えていたが、14日に与党・保守党内のユーロ懐疑派と親EU派がともにメイ氏の方針への支持を拒否し、こうした目論見は潰え去った。
野党・労働党のイベット・クーパー議員は、3月13日までに離脱案の承認がない場合、政府に合意なき離脱か離脱延期のどちらかを選ばせる法案成立への支持を得たい構えだ。
メイ氏が3月29日までに離脱案に関する議会の承認を得られない事態になると、合意なき離脱に直面するか、合意を目指す時間を確保するための離脱期限延長を求めざるを得なくなる。EUが延長を受け入れるかどうかは分からない。
労働党のコービン党首など一部の議員は、政府が離脱延期要請を迫られるのは「不可避」であり、それは3月29日までに必要な立法手続きをする十分な時間がないからだと話す。アンドレア・レッドサム下院院内総務は、離脱期限を数週間後ずれさせるべきかもしれないとの見方を示している。