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英国の合意なき離脱確率

ロイター
イングランド銀行(英中央銀行)のラムスデン副総裁は30日、同国の国内総生産(GDP)伸び率について、中銀の金融政策委員会が今月示した予測を下回る公算が大きいとの見方を示した。
生産性が低迷しており、投資が予想を下回るリスクがあるという。
離脱を巡る不確実性によって、企業は生産性を向上させるために投資をするのでなく追加で人を雇っており、生産性は向こう数年、低迷すると予想。
副総裁は、インフレ率と適正金利の水準については、金融政策委員会と同様の見方をしていると述べた。GDP伸び率の鈍化に伴いインフレ率に低下圧力がかかるが、生産性の伸び悩みに伴うインフレ率の上昇圧力で相殺される公算が大きいという。
一報、カーニー総裁は、政策金利の据え置きを決定した月初の金融政策委員会後の会見で、緩やかな利上げを再開するペースについて市場は過小評価していると述べた。

イングランド銀行の総裁と副総裁では、少し温度差があるようです。

さて、ロイターが取材した投資銀行の半分以上は、合意なき離脱確率をこれまでに上方修正している。メイ首相が離脱協定案を巡って野党・労働党と妥協することに失敗して辞任を表明し、EU懐疑派のボリス・ジョンソン前外相が後継者レースの先頭を走っているからだ。
BNPパリバは合意なき離脱確率を40%と従来の2倍に高め、JPモルガンも15%から25%に見直した。INGバンクは合意なき離脱の確率を20%に設定した。
合意なき離脱確率を40%としているゴールドマン・サックスは「労働党指導部は、2回目の国民投票を提唱するのが選挙で有利になると決断する可能性が十分にある。あるいはEU懐疑派の次期首相が合意なき離脱を推進する意向を示した場合、議会の過半数は最後の手段として政府のEU離脱通告の取り消しを可決すると考えている」と説明した。
私fxdondonの合意なき離脱確率は99%。『ニ-マルショック』の布石の1つ、呼び水といったところです。