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fxdondon presents 世界の政治・経済・財政を考察し、外国為替相場を読み解きましょう

景気循環サイクルが示す通り

ブル-ムバ-グ
MSCIが複数のベンチマーク指数で中国株のウエートを拡大する準備を進める中、外国勢は本土株を記録的なペースで売却している。今月は既に174億元(約2780億円)相当の中国A株が香港との株式接続を通じて売られている。このままいけば5月の資金流出は4月の180億元を上回ることになる。
中国株の年初来の上昇率は引き続き目立っているが、米中貿易摩擦に再び注目が集まる中、わずか3週間で約1兆ドル(約110兆円)の時価総額が吹き飛んだ。 中国政府が景気刺激策を縮小するとの懸念も重しとなった。上海総合指数は4月の高値から11%値下がりしている。
米中貿易協議の不調は米中間の関税戦争の激化をもたらし、状況は国際通貨基金IMF)などが示した世界経済の最悪のシナリオに近づいている。世界経済の今年の成長率は現時点で既に、2008年の金融危機直後以来の低い伸びにとどまると予想されている。
内閣府は13日に発表した3月の景気動向指数で、一致指数の基調判断を景気後退の可能性が高いことを示す「悪化」に引き下げた。この表現が使われたのは2013年1月分の統計以来、6年2カ月ぶり。
従来は景気後退に入った可能性を示唆する「下方への局面変化」だった。一致指数の基調判断は、当月の前月比がマイナスかつ3カ月後方移動平均が原則として3カ月以上連続でマイナスという条件を同時に満たした場合に機械的に引き下げられる。
まぁ、景気循環サイクルが示す動きになっているということです。

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