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債券王 現在の市場の雰囲気が2007年に酷似と指摘

債券王ことジェフリー・ガンドラック氏は、現在の市場の雰囲気が2007年に似ていると指摘した。
2007年とはサブプライム/リーマン危機の直前を指している。
FRBは2020年の政策を真顔で予想できるのか?
ガンドラック氏が20日FOMCの結果についてツイートした。
今年2回と予想されていた利上げはゼロになり、バランスシート縮小も早期に停止する見込みとなった。
昨年10月初旬までのタカ派的なFRBは急速に180度転回したように見える。
ガンドラック氏はFRBの大きなスタンス反転に驚き、そのコミュニケーションを問題視する。
FRBは目標としていることを明かしていない。本当の動機は何かを話さない。
ガンドラック氏は、真実が語られない理由を、FRBが市場に追従しているためと勘ぐっている。
FOMCメンバーの予想では2020年に1回の利上げを織り込んでいるが、市場はすでに利下げを織り込み始めている。
ガンドラック氏は、足元の株式市場がハト派FRBに満足していることを認めているが、先行きには相変わらず弱気な見方を続けている。現在の市場の声が、サブプライム/リーマン危機前と似ていると不気味がる。