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中国貿易のリセッション

ロイター
国税関総署が8日発表した2月の貿易統計によると、ドル建て輸出は前年同月比20.7%減となり、減少率は2016年2月以来の大きさとなった。一方、輸入は3カ月連続で減少した。当局は支援策を相次いで打ち出しているものの、一段の景気減速が示された。
欧州を中心に世界の需要は鈍化しており、2月の主要市場への中国輸出は減少した。
ANZのグレーターチャイナ部門チーフエコノミスト、Raymond Yeung氏はリポートで「きょうの貿易統計は、中国貿易のリセッションが明らかになり始めたとのわれわれの見方を強めた」と指摘。「輸出は昨年12月に既にマイナスとなっていた。1月の好調な数字は、旧正月の時期を受けたデータの歪みを理由に信頼性は低い」とした。
貿易統計の発表を受け、アジアの株式市場と米株価先物は下げ幅を拡大した。