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株式・外為市場がロンドン離れアムステルダムへ

ブルームバーグ
英国の欧州連合(EU)離脱プロセスに伴い金融機関が欧州取引インフラの欧大陸への移管を一段と推し進める中、株と外為市場がロンドンを離れようとしている。
CMEグループは、1日当たりの取引額が約150億ドル(約1兆6500億円)の外為先物スワップの取引所をロンドンからアムステルダムに移す方針。CBOEグローバル・マーケッツは英国のEU離脱後、大半の欧州株式トレーディングをアムステルダムの自社取引所にシフトさせる。
現在、欧州で最も利用されているCBOE市場で欧州株を取引している企業は、アムステルダムの取引所に接続しなければならなくなる。CBOEは1日当たり70億ユーロ相当の欧州株取引を扱っている。CBOEのロンドン部門は引き続き、1日当たり30億ユーロ相当のスイス・英国株取引を扱う。現在、英国に納められている取引手数料の税収は将来的にはオランダに移ることになる。


あれれ、ドイツ・フランクフルトではなく、オランダ・アムステルダムが欧州金融の中心?
英国・ロンドンから欧州各都市に分散している感じです。


3月29日に交渉期限が迫ってきた欧州連合(EU)離脱の協定書と政治宣言の採決が15日、英下院(定数650)で行われ、230票差という歴史的な大差で否決された。テリーザ・メイ英首相は修正案をまとめ、29日の採決に臨むが、承認される見通しは全く立っていない。
29日も否決だろうが、解散総選挙になるのかどうか。
ポンドもかなり戻したので、ここらで急落すると面白いのだが。