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米国債利回り  3日朝と現在5日朝の比較

米国債利回り  3日朝と現在5日朝の比較

                       3日     5日     対比
アメリカ 1ヶ月  2.412%   2.413%   △
アメリカ 3ヶ月  2.428%   2.417%   ▼
アメリカ 6ヶ月  2.513%   2.510%   ▼ 
アメリカ  1年  2.602%   2.565%   ▼
アメリカ  2年  2.478%   2.488%   △
アメリカ  3年  2.442%   2.467%   △
アメリカ  5年  2.468%   2.484%   △
アメリカ  7年  2.532%   2.549%   △
アメリカ 10年  2.633%   2.659%   △
アメリカ 30年  2.963%   2.974%   △

米国12月非農業部門雇用者数は前月比+31.2万人と予想+18.4万人を上回り、2月来で最大の伸びを記録。11月と10月も2カ月合計で5.8万人上方修正された。12月失業率は3.9%と、予想外に50年ぶりの低水準3.7%から上昇したものの、労働参加者が増加したことが要因と見られる。12月労働参加率は63.1%と、11月62.9%から上昇し、2017年9月来で最高に達した。12月不完全雇用率(U6)は7.6%と、11月から変わらず。
注目の平均時給は前月比+0.4%、前年比+3.2%と、予想+0.3%、+3.0%を上回り、11月+0.2%、+3.1%から伸びが拡大。前月比では8月来で最大の伸びを記録した。
【経済指標】
・米・12月非農業部門雇用者数:前月比+31.2万人(予想:+18.4万人、11月:+17.6万人←+15.5万人)
・米・12月民間部門雇用者数:前月比+30.1万人(予想:+18.5万人、11月:+17.3万人←+16.1万人)
・米・12月平均時給:前月比+0.4%、前年比+3.2%(予想:+0.3%、+3.0%、11月:+0.2%、+3.1%)
・米・12月失業率:3.9%(予想:3.7%、11月:3.7%)
・米・12月労働参加率:63.1%(11月62.9%)
・米・12月不完全雇用率(U6):7.6%(11月7.6%)



強い米国雇用統計の発表で、米長期金利は上昇。
目先、ドル/円でのドル安値更新は回避されそうです。
新たなドル安更新の材料としたら、英国議会の動向と、米国の消費者物価・インフレ動向か。

ロイター
クリーブランド地区連銀のメスター総裁は4日、インフレが上昇しなければ連邦準備理事会(FRB)は利上げを停止する可能性があるとの認識を示した。
メスター総裁はCNBCに対し、現在の経済情勢を踏まえると1回もしくは2回の利上げが妥当との考えを示しつつも、インフレが加速している兆候は確認されていないと語った。
FRBのバランスシート政策については支持しているとした上で、経済状況が悪化すれば変更することは可能と語った。
また、市場は下方リスクにかなり重点を置いているとの認識を示した。


FRBメンバ-は株価下落が一時的と観ているので関心なし。最大の関心はインフレ動向にある。
インフレが鈍化すればリ利上げの必要がないとの考えは、メンバ-の共通認識。
石油をはじめエネルギ-価格が下落する中でも米国でインフレが上昇しているのは、もちろん輸入品にかかっている関税が引き上げられたこと。需要が伸びなくても、物品価格は上昇する。物品が売れようが売れまいが価格は上昇する。
しかし、債券投資家が利下げを織り込む動きとなっているのは、目先の経済・景気の減速というよりはインフレの減速を見込んでいるのではないかと個人的には推測しています。ネット通販の拡大は、より安く良い物品を求めるには最適ですから、価格競争も行われやすいでしょうし。
注目は、米国でガソリン販売価格がかなり安くなって、一年前の水準に落ち着いていますので、これがインフレにどう絡んでくるのかでしょう。

米国ガソリン販売価格
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