「個人」は勝てず負ける相場

本日の株と為替の動きを観て、やはり「個人はやられる相場」に変わったことを感じます。

どういうことかと言えば、株安・ＶＩＸ恐怖指数上昇＝USD/JPYでドル高円安、株高・ＶＩＸ恐怖指数下落＝USD/JPYでドル安円高というロジックに変わったということです。

この考えは、通常時の「鉄板」の法則とは逆。つまり、「個人投資家は、資金力のあるマ－ケ－トリ－ダ－のＡＩ・アルゴの方向転換に気づかずに勝てない」ということです。

ざっくり、「個人」の頭の中は「株安円高」という意識が支配しています。この記憶を消すことはできません。その通りにトレ－ドするでしょう。それを見越して、資金力のあるマ－ケ－トリ－ダ－は方向転換。ただ、主目的は、「いかに儲けるか」から「いかに損しないか」の方向転換。これは、前回の金融危機時でも観られました。とにかく、負けても仕方ないが、生き残ることこそが重要、そんな究極時モードです。

上記は、ＶＩＸ恐怖指数、ＮＹダウ、USD/JPYの推移です。

3/10前後を境に、切り替わっていることが確認できます。その印象的事象は、ドル/円とユ－ロ/ドルの往って来い相場が観られる頃で、「株式はゲ－ムオーバ－」と大きく動き出した時です。

このような時期、「過去の経験則バカ・経験則オタク」はやられる相場です。つまり、私fxdondonのような者ですね（苦笑）。幸い、USD/JPYはチョロっとしか手を出していませんので餌食にはなっていませんが、「今までの『常識』が『非常識』」になる時期もありますので、相場の変化に早く気付くことが重要そうです。