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世界経済、米国経済に強気だった米JPモルガン・チェースも方向転換へ

米JPモルガン・チェースの分析モデルで、米国経済が今後2年間にリセッション(景気後退)に陥る可能性は50%よりも高いことが明らかになった。
同行リサーチャーが発表したリポートによれば、1年以内にリセッションになる確率は28%程度、今後2年間では60%を超える。今後3年間の確率は80%超だという。
JPモルガンのモデルは、消費者および企業のセンチメント(心理面)を示す統計から働き盛りと見なされる年代の男性の労働参加率まで幅広い要素を分析したほか、賃金の伸びや国内総生産(GDP)に占める耐久財の比率なども分析対象とした。
JPモルガンの分析結果は、ニューヨーク連銀の調査よりも悲観的だ。同連銀によると、現在から1年で景気後退に陥る確率は14.5%となっている。(ブルームバーグ

今後1年以内にリセッションになる確率は28%
今後2年間では60%超
今後3年間の確率は80%超

私fxdondonは景気サイクルから世界経済の今後について悲観的ですが、さすがに今後1年以内にリセッションになるとは思っておらず、その兆候が見られるのが2019年後半かと推測しています。リセッション入りは2020年、ニ-マルショックと後に呼ばれるような出来事を引き金にして世界経済は縮小へ向かうイメ-ジです。
私fxdondonは預言者でもなければ占い師でもありませんので、何が起こるかなどわかりません。あくまで、景気サイクルの諸波が一斉に2020年あたりに底へ向かうということに注目しているだけです。
「二度として同じ危機はない」と言われるように、過去の経済危機・金融危機となった引き金とか原因は様々です。しかし、その背景には、必ずと言っていいほど、債務(借金等)と資産(不動産、株式等)の膨張がありました。
2007年あたりからの金融危機をご存知の方は、「いよいよか」と当時の状況を思い起こせるでしょうが、当時はまだ学生だった若い方は経済危機・金融危機の実体験がなく、ましてや日本への影響は米欧ほど深刻ではなかったのでよくわからないのではないかと思います。
わずか2、3年で世界はこんなに激変するのかということが、2020年あたりにわかるかも知れません。若い方にとっては、今後の貴重な教訓となるでしょうね。