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米国のペンス副大統領の訪日

米国のペンス副大統領は11日、日本など4か国を訪問するため首都ワシントンを出発しました。最初の訪問国は日本で、13日に安倍総理大臣を訪問する予定で、北朝鮮の完全かつ検証可能な非核化を目指す立場を改めて確認する方針です。
今回の訪問で、自由で開かれたインド太平洋地域の実現に向け具体的かつ実質的な構想を明らかにすると説明していて、中国が巨大経済圏構想「一帯一路」を掲げインフラ整備を通じて地域での影響力を強めるとともに南シナ海などで強硬な海洋進出を加速させていることへの対抗策を明らかにするものとみられます。
ペンス副大統領は先月、米国内で行った演説で中国の海洋進出などを強く非難し、断固として対抗していく方針を示していて、今回の訪問で具体的にどのようなメッセージを打ち出すか注目されています。
トランプ政権は4月、米国製武器輸出の拡大と大型化を狙って新たな「バイ・アメリカン(米国製品を買え)」政策を打ち出した。これにより、米国の軍事関連輸出規制が緩和され、同盟国に対しては米国産兵器の購入が容易になった。
ペンス副大統領は、地域の経済的な繁栄と安全保障そして透明性と責任ある政府が、戦略を実現する基礎になると指摘しており、途上国などの開発支援のために、先月、最大6兆8000億円規模に拡張された米政府の資金支援の枠組みも活用し、地域のインフラ整備を支援するとしています。また、海洋、陸上を問わず、各国の国境管理の支援も行うとしています。
ペンスさんは、米国産兵器のセ-ルスと対中制裁の協調を求めるのかも?