fxdondon’s blog

fxdondon presents 世界の政治・経済・財政を考察し、外国為替相場を読み解きましょう

「すでに悪材料もかなり織り込まれている」という誤解

ロビンスカップ・ジャパンFX2017(Robbins World Trading Championship)優勝で高い実力を見せつけたカリスマ個人トレーダー・バカラ村氏。

英ポンドは上目線。悪材料は織り込み済みか
『英国に関しては、ラーブ英EU(欧州連合)離脱担当相が「合意なしでの離脱の可能性がある」と発言したことで、ハードブレグジットの懸念が出ています。
EUと合意なしで離脱することに備えるための準備書面も公表されてきており、これは英ポンドにとっては、上値の重い材料となります。
しかし、すでに悪材料もかなり織り込まれていると思われ、英ポンドも反発しやすい状況ではないかと考えています。
そのため、ユーロ/米ドルと同様に、英ポンド/米ドルも、上昇するのではないかと考えています。』

バカラ村さんって有名な人なんでしょうか?実績はすごいんでしょうね。
あまり個人ブログとかは観ないもので、よくわかりませんが(苦笑)
よく言われることに、「すでに悪材料もかなり織り込まれている」という表現。私fxdondonからすれば、英国の悪材料は目先のことしか織り込んでいないと思えます。
そして、悪材料の織り込みも、想定以上の悪い結果が示さると、失望はより大きなものになります。
もちろん、私fxdondonのように為替変動の大波を狙うような者と、スキャルピングデイトレなど小波を狙うような者とでは、トレ-ド手法も違うでしょう。大波を狙う者は、一時的な含み損も容認した忍耐も必要になるケ-スが多いものです。
今、私fxdondonが大波ゲットで仕掛けているGBP/CADは、たまたま仕掛けたタイミングがよく、含み損の時期がないままに含み益を拡大させていますが、そうそうあることでもありません。
「すでに悪材料もかなり織り込まれている」というのは、あくまで目先のことだけであって、大局的な悪材料はすべて織り込みようがなく、現実に示される結果で織り込みが甘かったと失望するものです。
目先、注意すべき点として、この夏の世界的な酷暑、極暑が挙げられると思います。8月度経済指標で、それこそ織り込み済の予想が相場大揺れの要因になると観ています。
貴殿は、今回の酷暑、極暑で例年の夏より活動的になりましたか?例年の夏より買い物が増えて、消費が活発になりましたか?この問いの答えが、8月度経済指標の結果に結び付きやすいのではないでしょうか?