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いつまで持続できるか米家計債務バブル

ニューヨーク連邦準備銀行が14日発表した6月末の米家計債務残高は13兆2900億ドル(約1470兆円)となった。3カ月前から820億ドル増えて過去最大を更新し、16・四半期連続の増加。
好調な景気を背景に、住宅ローンや自動車ローンが伸びた。ただ、FRBの利上げにより、米国の金利は上昇傾向にあり、家計の債務返済負担が増す恐れもある。
個別では、家計債務の大半を占める住宅ローン残高が600億ドル増の9兆ドル。自動車ローンは90億ドル増の1兆2400億ドル。学生ローンは20億ドル減の1兆4100億ドルだった。(共同)

個人的に補足しますが、家計の債務返済負担が「増す恐れもある」ではなく、「必ず増す」です。借金が無利息あるいは固定金利なら別ですが、変動金利であれば必ず増えますよ。
いや~、見事なまでに借金が膨らみましたね。でも、一方の株価や不動産価格など資産価値も増えているんですから、現在は均衡が保たれているわけです。
では、いつまで均衡が保たれていけるんでしょうか?
前に記事で書きましたが、前回の金融バブル崩壊時は、富士山の高さから谷を覗いたようなもの。今回は、世界の中央銀行が揃って金融緩和マネ-を市場に大量供給し、溢れているマネ-の上にさらにマネ-をこれでもかと注ぎ込んできた未曾有の状態。今回は富士山からではなく、エベレスト山の高さから谷を覗き込んでいるわけで、とりわけ株式相場はエベレスト山のような高さにあることは言うまでもないでしょう。