fxdondon’s blog

fxdondon presents 世界の政治・経済・財政を考察し、外国為替相場を読み解きましょう

世界各国の設備稼働率

各国の設備稼働率(%)

オーストラリア 82.39  2018-06
カナダ       86.10  2018-03
中国        76.80  2018-06
ユーロ圏     84.40  2018-06
ドイツ        87.70  2018-06
日本        102.00  2018-05
NZランド      92.80  2018-06
スイス        83.53  2018-06
トルコ         78.30  2018-06
英国         82.90  2018-06
米国         78.00  2018-06

問題のある国は60%台にとどまる。
60%台は保有設備の半分超程度の稼働しかないことになるため、危険領域にある。

アルゼンチン  65.10  2018-05
ギリシャ     69.80  2018-06
タイ        69.42  2018-05

現在、中国は過剰生産設備を保有する中で設備稼働率は76.8%。
しかし、これは中国当局からの発表であるため、当然信用できる数値ではない。
米中貿易戦争で損害を被る中国企業が、過大な設備の先行投資が裏目となり、先々回収不能に陥る重荷によって破綻する企業が増加すると思われる。
イメージ 1

ちなみに、設備というと巨大な製造生産設備を思い浮かべるが、その他トラックや船舶、鉄道車両など物流輸送設備、小売店の販売設備、固定資産に計上されるパソコンなどの情報処理機器等、様々なものが設備という概念に含まれる。
設備稼働率とは、けっこう好不況を見極める指標になるんですよ。