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ドルショート偏り

ブルームバーグ
ドル安を見込む持ち高がますます積み上がっている様子で、それが踏み上げを招きそうだと、一部のヘッジファンドは警戒する。
600億ドル(約6兆4100億円)を超える資産を運用するブルーベイ・アセット・マネジメントはドルショートの持ち高で利益を確定させた。AMPキャピタルは新興国通貨の上昇を見込むポジションを解消した。K2アセット・マネジメントはドルの急反発を警戒して、リスク削減に動いている。
ドルショートの持ち高はいまや2年ぶりの高水準に上る。だが、こうした見方が正しければ、投資家が夏の間にドルショートで得た利益は吹き飛びかねない。米金融当局が3月に強力な政策対応を示唆して以来、ドルショートは外国為替市場で最も人気のある取引で、先安観が強いなか勢いが弱まる兆しは見えない。
だが、AMPのダイナミック・マーケッツ責任者のネーダー・ナエイミ氏は「ドルショートが極めて高水準になりつつある」とし、「このリスクがいつ顕在化してもおかしくはない。ドルが戻す余地はある」と述べた。