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パンデミックは「最悪の悪夢」-終わりにはほど遠い

ブルームバーグ
ファウチ氏、パンデミックは「最悪の悪夢」-終わりにはほど遠い

米国立アレルギー感染症研究所(NIAID)のアンソニー・ファウチ所長は、新型コロナウイルス感染症(COVID19)のパンデミック(世界的大流行)は自身にとって「最悪の悪夢」だと述べ、終わりには程遠いとの見解を示した
ファウチ氏は9日、業界団体バイオテクノロジーイノベーション・オーガニゼーションにオンラインでコメントを寄せ、COVID19はほんの数カ月で世界中の国々に壊滅的な打撃を与えたと指摘した。
一部の国や州ではロックダウン(都市封鎖)から回復しつつあるが、ウイルス感染が再び勢いを増すリスクはなおあると、ファウチ氏は警告する。
ファウチ氏は、新型コロナへの感染が「公衆衛生に関する対処のみで消え去ることはない」とし、「世界全体で何十億人分ものワクチンが必要になる」と述べた。


ムニューシン米財務長官は米国に追加の経済対策が必要なのは「間違いない」と言明。新型コロナウイルスの感染抑制のために閉鎖した事業をなかなか再開できない業界があり、こうした産業を重点的に援助することがとりわけ重要だと指摘した。
ムニューシン長官は10日、上院の中小企業起業家委員会で証言。「経済にもっと資金を投下するため、新たな超党派の法案が必要になると確信している」と述べた。「今後どのような対策を打つとしても、新型コロナウイルス感染症(COVID19)の影響で事業再開に最も苦戦している業界や中小企業に、もっと対象を絞る必要がある」と説明。追加支援が必要な業界として小売りや旅行、レジャーを挙げた。