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クレジット・クランチ 金融危機への序章

米家計債務、1516兆円=過去最大、返済に懸念も

【ニューヨーク時事】米ニューヨーク連邦準備銀行が5日発表した家計負債調査によると、3月末の家計債務の残高は昨年末比1550億ドル増の14兆3000億ドル(約1516兆円)となり、過去最高を更新した。低金利を背景に住宅ローンが増えたためだが、新型コロナウイルス感染拡大で失業率が急上昇し、「多くの家計で返済が困難になる」(調査会社)との懸念も出ている。
クレジットカードローンの残高は8900億ドルと減少。新型コロナを受け、3月中旬以降に本格化した経済活動の縮小による消費減退を反映したもようだ。
住宅ローンは1560億ドル増加し、9兆7100億ドル。自動車ローンも150億ドル増の1兆3500億ドルだった。 

 

いよいよ、米国で金融危機が訪れようとしています。次元の違う危機が生じて、わずか半年も経たないうちにクレジットクランチが起きようとしています。
おそらく、ノンバンクの住宅金融会社は潰れていくでしょう。そして中小の銀行もポツポツ消え始める。

米大手メーカー、GE=ゼネラル・エレクトリックは、従業員の4人に1人、25%の大規模な人員削減を行うことになりました。ウイルスの感染拡大の影響で需要が大きく落ち込む中、航空機大手ボーイングが主力旅客機の減産を決めたことなどによるもので、すそ野の広い航空機産業に深刻な影響が広がっています。
ボーイングは、大規模な社債の発行で資金調達にめどが立ったとして、政府に求めていた支援をいったん見送ることを決めましたが、ことし3月に支援を要請した際には「取り引き企業が1万7000社、関連する雇用は250万人」としており、すそ野の広い航空機産業に深刻な影響が広がっています。
これは一例ですが、雇用破壊はまだまだ続くことになります。