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逃げ足の早い株式強気派

株式強気派も債券ファンドに資金を移動=バンカメメリル調査

ロイター
バンク・オブ・アメリカ(バンカメ)メリルリンチの週間調査では、FRBが来年の利上げ計画に固執することで金融政策を誤る恐れがあるとの懸念を背景に、投資家が株式市場を見限り、債券市場に押し寄せていることが明らかとなった。
国債ファンドへの流入額は50億ドル。2016年1月以来の大きさとなった。株式よりも安全とされる資産に資金が流入した。
一方、景気後退の影響を最も受けやすいとして、銀行株から過去最高の33億ドルの資金が流出。銀行融資からの流出も29億ドルと過去最高になった。
株式ファンドからの資金流出額は83億ドル。上場株式投資信託(ETF)に194億ドルが流入したが、投資信託から277億ドルが流出した。
債券市場では、新興国債から20億ドルが流出。流出は11週連続。高利回り債は30億ドル、投資適格債は55億ドルの資金流出となった。
欧州株は54億ドルの資金流出、米国株は44億ドルの資金流出となった。
セクター別ではディフェンシブセクターとされる公益株が5億ドルの流入。一方、素材、消費、ヘルスケア、不動産、IT、エネルギーなどは5億─10億ドルの流出となった。
新興国株は45億ドルの資金が流入。2月以来の大きさだった。過去10週間の合計流入額は210億ドル。
世界の株式市場の時価総額は1月以降で16兆7000億ドル減少した。