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株価楽観論、ポジショント-クにご注意を

米株式相場「最悪期過ぎた」 米金融大手、相次ぎ楽観見通し
ブルームバーグ

米国株の専門家らの間に、新型コロナウイルスの感染拡大で動揺する株式相場の現状について最悪期を過ぎたとする見方が浮上している。
米金融大手JPモルガン・チェースは3月27日付リポートでリスク資産の大半は世界経済を覆う今の後退期では底をつけたとの見解を示した。
新型コロナによるリセッションの深刻さや期間をめぐり感染率が不透明感をもたらす間は、高リスク市場では不安定な状態が続くものの、「石油市場と債務の持続可能性の問題を抱えている一部の新興国市場の通貨を除き、大半の高リスク市場は多分底をつけた」との見方を示した。リスク資産の大半は今年4~6月期に上向くと予測した。
また、米モルガン・スタンレーの米国株チーフストラテジスト、マイク・ウィルソン氏は30日までにブルームバーグ・テレビのインタビューに応じ、「相場が新たな安値を付けると考えるには、もう一度手じまいが行われると考える必要があるが、そうした局面が再び起きることは恐らくないだろう」と指摘。米国株が近いうちに再び安値を試す展開にはならないとの見方を示した。

 

と、3月末ごろに株価楽観見通しが相次いで発表された。

では、4月に入って、実際の株価推移はどうかと言えば、

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と、下落。

そのような甘い観方をあざ笑うか如く、株価は下落へ転じている。

ポジショント-クなのかはわからぬが、企業倒産はこれから増える。業績悪化、信用格付けで格下げラッシュの中、株価だけは上昇?

そんな甘い囁きを信じる人もいるんでしょうか?