fxdondon’s blog

fxdondon presents 世界の政治・経済・財政を考察し、外国為替相場を読み解きましょう

米英 市場コンセンサス

現在、市場で米国経済と英国経済、そしてGBP/USD想定レ-トをどのように観ているのであろうか?

市場コンセンサス
米GDP
Q1  -5.0%
Q2 -10.0%
Q3  -3.6%
Q4  -3.0%

米インフレ率
Q1 +1.7%
Q2 +0.5%
Q3  -0.2%
Q4  -0.1%

英GDP
Q1  -1.8%
Q2  -4.9%
Q3  -1.6%
Q4    1.2%

英インフレ率
Q1 +1.2%
Q2 +1.2%
Q3 +1.2%
Q4 +1.4%

GBP/USD
Q1  1.1746
Q2  1.1671
Q3  1.1598
Q4  1.1525

市場では、さすがにこの1-3月期でも米英ともにマイナス成長を織り込んでいる。

しかし、インフレ(デフレ)については、米国では3Qからデフレ入り、英国はデフレが回避されるとの見通し。しかし、私fxdondonは先進国総デフレ入りを予想している。その点からすると、市場は英国に対して楽観視していると言える。

これから、米国のインフレ低下、そしてデフレ入りが見込まれる中、GBP/USDでは市場筋もGBP安USD高を見込んでいる。このあたりについては、過去の経験則として、景気後退局面で米国のインフレ低下はドル高へ動くということもご紹介しました。

ここまでの相場推移で、コロナショックでの雇用破壊は深刻だということが米国の失業保険給付申請件数から示されたにもかかわらず、「円は弱いなぁ」という印象。

これから、史上最悪となる雇用破壊、企業倒産を目にするにつれ、いずれどこかで円はスイッチが入ったが如く急騰するでしょうが、そのスイッチはどこなのか?案外、海外の惨状ではなく、日本の惨状が本格的になった時なのではと思ったりして。