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英国 コロナウイルスによる小売業・航空業の初めての犠牲 

日経新聞
【ロンドン=佐竹実】英国の生活雑貨ブランド「ローラアシュレイ」は17日、管財人の傘下に入り経営破綻することになったと明らかにした。英メディアが同日一斉に報じた。新型コロナウイルスの感染拡大で客足が落ちるなどして営業を続けることが困難になったためで、2700人の雇用が失われる懸念がある。
英スカイニュースは「コロナウイルスによる小売業の初めての犠牲」と報じた。英政府は16日、不必要な他者との接触を避けるよう国民に要請した。店舗型の小売業はネット通販の拡大などでもともと苦戦しており、新型コロナが招く消費不振が追い打ちをかける可能性がある。
1953年創業のローラアシュレイは生活雑貨や花柄の婦人服などが人気で、日本ではイオンが80年代にライセンス権を獲得。2018年8月から伊藤忠商事がライセンス権を引き継ぎ、雑貨店で文具などを販売している。今年8月からはアパレル大手のワールドが百貨店などで店舗運営する計画だ。

 

小売業では、対面販売とインターネット通販との競争で既に厳しい状況にあり、破綻する企業が今後も出てくるでしょう。
従業員だけでなく、清掃やサプライの職員などサービス業に関わる数えきれない人々が、レイオフ(解雇)になっている可能性がある。

一方、小売勝ち組の米アマゾン・ドット・コムは12日、米国で今後18カ月のうちに10万人余りのフルタイムの従業員を新たに雇用する計画を明らかにした。ドナルド・トランプ次期米大統領との対立関係の修復に引き続き尽力する。
この新規雇用が実現すれば、2011年に3万人だったアマゾンの国内従業員数は28万人に膨れ上がることとなる。アマゾンの発表によると、先に建設計画を発表していたテキサス、カリフォルニア、フロリダ、ニュージャージー各州の倉庫を中心に雇用が増える。(ウォ-ルストリ-トジャ-ナル)

 

ちなみに、英国の「コロナウイルスによる航空業の初めての犠牲」はフライビー(Flybe)です。
英国のロ-カル航空会社「フライビー」(Flybe)は、3月5日付で会社管理手続を申請し、管財人の管理下に置かれ経営破綻したことが明らかになりました。また、同日付で全便の運航を停止しました。
1979年に設立の同社は、イングランド南西部のエクセター空港を拠点として、英国内や欧州都市を結ぶ50路線以上を運航し、地域航空会社としては欧州最大級の規模を誇っていました。