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fxdondon presents 世界の政治・経済・財政を考察し、外国為替相場を読み解きましょう

アップルショックなるか?

本日のNY為替市場のドル円は、17日に米アップルが1-3月期の売上高ガイダンスを達成できない見通しを発表したことで、NY株安による軟調推移が予想される。
2019年1月3日、東京市場が正月三が日の休日で閑散取引の中、米アップル社が2018年10-12月の売上高の予想を900億ドル程度から840億ドルまで下方修正した。米アップル社の大幅な業績予想の下方修正を受けて、中国経済の景気減速懸念が高まり、ドル円は、108円台から104.87円まで急落している。
ドル円テクニカル分析では、攻防の分岐点である一目・転換線109.83円を下回っていることで売りシグナルが優勢な展開となりつつあり、109.50円のストップロスへの売り仕掛けに要警戒か。しかし、一目・基準線109.30円や200日移動平均線の108.39円の上で推移していることで下値は限定的か。
ファンダメンタルズ分析では、新型コロナウイルスの感染拡大を受けたリスク回避の円買い圧力が上値を抑える要因となっている。米疾病管理予防センター(CDC)がインフルエンザの死者(約14000人)の中に新型コロナウイルスによる死者がいる可能性に言及していることで、続報に要警戒か。
経済指標では、2月米ニューヨーク連銀製造業景気指数(予想:5.0)が発表されるが、新型コロナウイルスによる米製造業への影響を見極めることになる。