中国の外貨準備
ロイター
中国人民銀行(中央銀行)が発表した2019年12月末の外貨準備は3兆1080億ドルで、11月末から123億ドル増加した。
ロイターがまとめたエコノミストの予想は74億ドル増の3兆1030億ドルだった。
ここ1年、米国との貿易戦争が影を落とし、景気が減速しているが、厳格な資本規制のおかげで、資金流出は抑制されている。
12月、人民元の対ドル相場は約1%上昇したが、年間では1.5%下落した。
中国国家外為管理局(SAFE)は、外貨準備が小幅増加したのは、為替レートや資産価格の変動が要因と説明した。
12月末時点の金準備は954億0600万ドル。前月末の914億6900万ドルから増加した。
(外貨準備推移)
意外に経常収支が悪化しなかったことが影響している。
(経常収支)