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カナダ総選挙

カナダでは、まもなく総選挙の投票が行われます。事前の世論調査で、トルドー首相率いる与党・自由党と、最大野党の保守党の支持率がきっ抗していて、自由党が政権を維持できるかが焦点です。
カナダの総選挙は、トルドー首相が先月、議会下院を解散したことを受けて、4年ぶりに行われます。
今回の選挙では、経済政策に加えて、カナダ国内で急速に影響が拡大している地球温暖化への対策が大きな争点となっています。
2期目を目指すトルドー首相率いる自由党は、温室効果ガスの排出量に応じて課税する「炭素税」は不可欠だとしているのに対し、中道右派で最大野党の保守党は、「炭素税」は生活への影響が大きいとして廃止を主張しています。
さらに、カナダの大手建設会社の汚職事件をめぐり、トルドー首相が当時の司法相に刑事訴追を避けるよう圧力をかけていたスキャンダルなどが持ち上がり、自由党は保守党から厳しい批判を受けています。
19日付けの世論調査によりますと、与党・自由党の支持率が31.8%、野党・保守党が31.4%ときっ抗していて、トルドー首相率いる自由党が政権を維持できるかが焦点となっています。
もし、自由党のトルド-政権が失脚するようなら、カナダドルは売られて下落でしょう。