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ホルムズ海峡に次ぎマラッカ海峡も緊迫へ

中国交通運輸省中国籍の船がマラッカ海峡を通航する際の警戒レベルを最高の3に引き上げ、中国船籍の船舶に警備を強化するよう呼び掛けている。
マラッカ海峡は、中東とアフリカからアジア各国へ石油やガスを供給する主要ルートとしてホルムズ海峡に次ぐ流通の要衝。原油天然ガスの世界最大の輸入国となった中国にとって同海峡は次第に重要性を増している。
同海峡はマレーシアとシンガポールインドネシアの間の水域で、インド洋と太平洋をつなぐ。米国エネルギー情報局(EIA)がまとめた2017年の統計によると、マラッカ海峡が封鎖されれば世界の船舶の約半数がインドネシア群島の南側を回るルートに切り替えを余儀なくされる。
16年には1日当たり約1600万バレルの石油などの燃料がマラッカ海峡を通過した。シンガポール付近にある最も狭い地点では、海峡の幅は約2.7キロメートル。(ブルームバーグ